式典鈴木 坪田です。
今日10月24日は、歴史的に見ますと、世界大恐慌のきっかけとなったウォール街の大暴落が起こった日です。1929年、ニューヨークの株式市場が大暴落し、世界は未曽有の大恐慌に陥りました。いわゆる「暗黒の木曜日」「ブラックサーズデー」です。これが後に第二次世界大戦のきっかけにもなったと言われています。
この出来事は、ただ経済の崩壊を意味しただけでなく、人々の心をも深く揺さぶりました。仕事を失い、生活が苦しくなり、社会が疑心暗鬼に包まれた時代。そんな中でも、人を支えたのは小さなつながりでした。
家族や近隣の人々が食べ物を分け合い、地域の中で助け合いながら生き抜いてきました。歴史を振り返ると、どんなに社会が混乱しても、最後に頼りになるのは人と人との絆です。それは現在の私たちが暮らす地域でも変わらないのではないでしょうか。
町会の活動を見てみると、お祭りや清掃、見守り活動や防災訓練など、一見地味なことの積み重ねですが、そこには「この町を守ろう」「みんなで支えあおう」という心があります。神社の行事に氏子として参加することも、地域のつながりを再確認する大切な場です。顔を合わせ、声をかけあうことで、人の温かさを感じあえます。
また、10月24日は「国連デー」でもあります。近年、国連に対する評価は、その機能を果たしているかどうかという点で大きく変わろうとしていますが、良い面を見れば、戦争と恐慌という苦しい時代を経てもう一度助け合おうと誓った日とも言えます。
経済の波も、国際情勢の不安も、私たちの力だけでは変えられないかもしれません。けれど、目の前の隣人を思いやること、地域のつながりを大切にすることは、誰にでもできる平和の形ではないでしょうか。「ブラックサーズデー」に思いをはせながら、今日もこの町の小さな絆を守りたいなと感じる一日です。
さて、もうすぐアマゾンのブラックフライデーですが、あれ、なんでブラックなんですかね?