式典鈴木 坪田です。
10月15日は「化石の日」。これは日本古生物学会が制定した記念日で、1904年(明治37年)10月15日に、異常巻きアンモナイト「ニッポニテス・ミラビリス」が新種として報告されたことに由来します。
実は私、子供のころ化石や恐竜が大好きでした。図鑑を眺めては、自分の家の裏庭を掘ったらティラノサウルスの化石が出てくるんじゃないか__そんなありえない妄想を抱いていた時期もありました。大人になった今でも、その名残というか、本質的なワクワクは消えないものです。
最近はあまり行っていませんが、ときどき上野の国立科学博物館に足を運び、展示されている化石と対面します。恐竜の全身骨格も圧巻ですが、小さな貝の化石や植物の葉の痕跡などを眺めていると、「この形のまま数千万年も__」と、時間のスケールに圧倒されます。先カンブリア紀の砂地に残る生物の移動の形跡も展示されているのですが、その足跡を残した生き物の形は不明のまま。もはや探りようがないのでしょう。しかしそこにはなんともいえないロマンを感じます。
また、私のふるさと福井には、世界3大恐竜博物館の一つとされる福井県立恐竜博物館があります。地元にあのような施設があることは、ちょっとした誇りです。
しかし、JRの福井駅前の恐竜推しの強烈さは、ちょっと気恥ずかしい気もします。
動いたり吠えたりするんですよこれ。。